広陵町議会 2016-12-12 平成28年第4回定例会(第2号12月12日)
真ん中の段にいきますと、粘液層と書かれているところなんですけれども、そこに入ると、ほぼ中性になります。つまり粘液層に保護された胃の細胞がペプシンによって消化されないように、ピロリ菌も胃の粘液層の中に入り込んでしまえば、安心して生きていけるということです。この胃の中では、酸性がきついですので、ピロリ菌というのは胃酸の中では20分も生きることはできません。
真ん中の段にいきますと、粘液層と書かれているところなんですけれども、そこに入ると、ほぼ中性になります。つまり粘液層に保護された胃の細胞がペプシンによって消化されないように、ピロリ菌も胃の粘液層の中に入り込んでしまえば、安心して生きていけるということです。この胃の中では、酸性がきついですので、ピロリ菌というのは胃酸の中では20分も生きることはできません。
しかし、ピロリ菌はタイル状に敷き詰められた胃上皮細胞の表面から粘液層の中にとどまっていますから、血管を介して運ばれてきた白血球の大半は、胃上皮細胞層を乗り越えられず、ピロリ菌に接近できません。直接ピロリ菌を食べたりできず、攻撃する因子を放出しても届かず、結果としてピロリ菌を除去することはできません。もし、ピロリ菌と白血球が直接対決したら、ピロリ菌は全部白血球に食べられてしまいます。